長期入院のあと退院された方、単身生活の方、ご家族のご協力を受けることが困難な方などを対象に、生活に則した具体的な看護支援をご自宅で提供しています。
当院の訪問看護は平成11年5月から開始しており、ソーシャルワーカー・病棟看護師等のスタッフで行ってきました。平成13年10月から訪問看護の専従スタッフを設け、現在、利用者の幅広いニーズに応えられる体制作りをしています。 |
訪問看護の申し込みと流れ
【ご利用出来る方】
●当院入院中で退院が決定された方●当院の外来を利用されている方
訪問看護が決まりましたら、訪問看護スタッフがご本人・ご家族と話し合い、初回訪問日程・時間を決めます。
利用者の希望と担当医の指示された内容の療法から、週に1回・2週に1回・月に1回・・・など訪問頻度を話し合って決めていきます。(状態の変化や緊急を要する場合はこの限りではありません)
スタッフが車でお伺いし、一回の訪問時間は平均30〜60分です。
訪問後は問題の優先順位を判断し、担当医や関係機関・関係職種と連携をとり、早期解決に向け対処していきます。
【訪問看護の内容 ―どんなことをするの?―】
●症状の観察・判断―体温、脈拍、呼吸、血圧などの測定、全身状態・精神状態の観察と判断●服薬の方法と管理の説明
●家族関係・不安・心配事・悩み事の相談
●一人暮らしの生活工夫についてのアドバイス
●整理整頓・清潔保持の指導及び介助
●金銭管理のアドバイス
●生活に関することのアドバイス
(買い物方法・スーパーなどの上手な利用方法・ゴミだし・ゴミの処理・近所付き合い・来訪者や押し売りへの対応など)
●銀行・郵便局の利用法、公共料金の支払い手続き、交通機関の利用法
●区役所の利用法・電話相談の利用法・福祉サービスについての相談
●地域活動・支援ネットワークの利用法
●栄養指導・食事の工夫・調理指導と実践
●他科受診への同行
●ご家族からの相談事に対する対応
●医師との連絡と調整