ご挨拶

 いま、社会の急激な変化にも柔軟に対応できるようなこころの健康が重要な時代となりました。精神科医療においても病院から地域へと移行しており、こころの保持、増進に向け看護師の役割は大きく、対人関係を発展できるような積極的な関わりが求められます。安全で安心できる療養環境、患者さま・ご家族が満足できる看護の提供に向けて、人材の育成に力を注いでおります。院内外の教育研修活動も幅広く行っており、能力別教育、プリセプター制度の充実により、新卒者も安心して育つ環境を整えております。
また、勤務時間内での研修及び委員会活動、年休消化率の向上、超過勤務をなくすといった労働面の整備や育児休業取得の促進、仕事と育児(家庭)の両立支援にも力を入れています。やりがいを感じながら長く働ける職場環境を整えておりますので、ぜひ私たちと一緒に働いてみませんか?

                                             看護部長 角谷 英幸



看護部理念

 豊かな心と感性を持ち、
 人間尊重に基づいた質の高い看護を提供する。



看護部方針

患者様のニ−ドを的確にとらえ、看護過程を展開し、質の高い看護サービスを提供する。
他部門の機能を理解し、効果的なチームワークにより治療的な環境を提供し社会復帰を支援する。
事故防止や院内感染防止に努め、安全な療養環境を提供する。
自己研鑽し、職員の教育・研究の意欲を高め、個人の能力成長を促す。


原点である精神科看護

精神科看護で大切なことは、「その人がその人らしく暮らしていけるように生活支援すること」で、ひとりひとりに全人的な関わりが求められ、その人全般が見られるようでなければなりません。看護の原点とさえ言われる精神科看護・・・。看護者である前に、一人の人間として、日々成長しあえる職場風土を目指します。


病棟の機能分化

急性期の鎮静、休養のための 「精神科救急急性期医療入院料病棟」 治療、看護と共に生活活動範囲の拡大と支援を行う 「精神療養病棟」 認知症疾患の方に精神的身体的ケアや、 日常生活の種々の行動に対処する 「認知症治療病棟」 と、その方に合った医療、看護が受けられるように療養環境を整備しています。

病棟名 病棟のご紹介
1病棟(精神科救急急性期医療入院料病棟)
60床(個室30室)

入院を24時間体制で受け入れます。入院から退院へ、または療養病棟の移行までのプライマリーケアを行います。

2病棟(認知症治療病棟)
50床(個室18室)

認知症による徘徊、抑うつなどのある方が多くいらっしゃいます。日常生活援助を中心に個別のコミュニケーションを大切にしています。

3病棟(精神療養病棟)
60床(個室30室)

QOLを高め、一日も早い社会復帰をめざしています。患者さま一人ひとりのニーズに合わせたケアで、レクリエーションも豊富に行っています。

4病棟(精神療養病棟)
40床(個室4室)

長期療養者が多い病棟です。自立した生活ができるように精神的サポートと指導を行います。地域との関わりが保てるよう、外出・買い物・レクリエーションなどの機会も多くもたれます。

5病棟(認知症治療病棟)
60床(個室4室)

認知症により自宅での生活が困難な方が多くいらっしゃいます。身体管理・安全面を中心に能力に応じた心身両面の援助を行っています。

6病棟(精神一般病棟)
60床(個室4室)

身体管理や日常生活において援助を要する患者さまが多くいらっしゃいます。医療行為が多いため、苦痛の軽減と安心していただけるケアに努めています。

7病棟(精神療養病棟)
60床

作業療法をはじめ、リハビリテーションとレクリエーションを積極的に行い、退院に向けた準備と生活援助を行う病棟です。明るい対応とご本人のご希望に沿った援助を重視しています。

8病棟(精神療養病棟)
60床

作業療法、生活技能訓練、レクリエーションを通して、生活の質向上に努め、退院準備やリハビリテーションを行います。生活技能訓練では、病気に対する理解、社会性の向上をめざします。


看護方式

固定チームナーシングで、受け持ち看護師が継続して責任を持ち、個別的なケアを提供しています。また、他職種を交えて、各々専門的な立場から意見交換(ケースカンファレンス)を行い、個別プランに反映させ、心身の活性化と自立支援を行います。

さらに充実した研修

精神科看護に携わる上で必要な知識、技術に加え、コミュニケーション能力や感性を養い、看護者であると同時に、一人の人間として成長することを含めた教育が考えられ、個々の能力開発に向け、クリニカルラダーに基づいた研修が計画されています。

札幌・精神科 看護師